救命丸看板グラフティ

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むかし薬の看板は取扱店の中に掲げ、広告のためというより取 扱店の証明のようなものでした。薬が貴重品だった時代は、有 名家庭薬を扱えることはお店のステータスだったと聞いてます。 特に金看板は特約店の証明ということで、お店に買っていただ いてたそうです。 横看板 当社にいまある一番大きな看板で、長さは1m50ほど。 時代は昭和初期のものです。 201012241446000%20%E3%82%88%E3%81%93%E3%81%8B%E3%82%93%E3%80%80.jpg 一番きれいな状態の看板。以前、同じような当社の看板が「なん でも鑑定団」に登場し、20万円の値がつきましたが、石坂浩二 さんが「売らない方がいい」とおっしゃってました。 201012241447000%20%20%20%E3%82%88%E3%81%93%E3%81%8B%E3%82%93%E3%80%80%EF%BC%91.jpg これぞまさしく金看板。 201101131558000%20%20%E3%82%88%E3%81%93%E3%81%8B%E3%82%93%EF%BC%93.jpg 縦看板 はっきりわかりませんが、うちの持ってる中で一番古い看板かも しれません。明治後期か大正時代のもの。 201012241504001%20%20%E3%81%8D%E3%82%93%E3%81%8D.jpg これは金箔ではなく黄色い塗料で書かれたもの。廉価版? 201012241508000%20%20%20%E3%81%8D%E3%82%93%E3%81%8D.jpg こったつくりで一枚板のようで、重量もかなり重いです。 201012241455000%20%E3%81%9F%E3%81%A6%E3%81%8B%E3%82%93%E3%80%80%EF%BC%93.jpg 他に比べて顔が異色。江戸時代の絵のようです。 201012241500000%20%E3%81%9F%E3%81%A6%E3%81%8B%E3%82%93%EF%BC%92.jpg 細い縦看板が主流になってきました。 201012241454000%20%20%20%E3%81%9F%E3%81%A6%E3%81%8B%E3%82%93%EF%BC%91.jpg ここから同じような看板ですが、顔が微妙に違います。ちなみに 女の子のモデルは私の祖母・・・と、本人が言ってました。 201101131558001%20%20%20%E9%87%91%E3%81%8B%E3%82%93%EF%BC%92.jpg 201012241446001%20%20%20%E9%87%91%E3%81%8B%E3%82%93%E3%80%80.jpg 201012241448000%20%20%E3%81%8D%E3%82%93%E3%81%8B%E3%82%93.jpg 異色のちゃっちい看板。幸薄そうな子供の顔が気になります。 201012241447001%20%20%20%E3%81%91%E3%82%93%E3%81%8B%E7%89%88.jpg これはブリキ製。資材の乏しい時代のものか。 201012241449000%20%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%AD.jpg 他にもまだあるのですが、町の歴史資料館に長期出張中ですの で、また後日にご紹介します。 むかしからある家庭薬でも、古い資料を東京で保管していた会社 は、震災や戦災で燃えってしまったようです。幸い当社は栃木で 保管していたため残すことができました。 いまでも地方の古い薬局などに、太田胃散や龍角散や当社の看 板が飾ってあったりします。古くから薬局をやっていた私の友人の 家にも沢山あったそうですが、家を改築する時に階段の板にして しまったそうです。絶句。 先日、朝日新聞に当社の記事が載りました。さすが朝日新聞と思 ったのは、消費者の方から取引先、メーカー、親戚、友人、隣人の 方まで反響があったことです。みなさんから当社の歴史の長さに 賞賛をいただきましたが、改めて400年の重みを感じました。 ]]>

仕事始めと三連休