冬のむかしといま

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ここ数年暖冬だっただけに、余計今年は寒さが身に染みます。 むかし、冬といえばものすごく寒かった気がします。 私が小さい時、栃木の実家などは火鉢とこたつしかなく、家の中でも 綿の詰まったどてらを着てました。寝る時は、湯たんぽがあればラッキー でしたが、使った覚えはありません。こたつにもぐって温まり、急いで 布団に入ったものです。 東京の家も断熱材など入っていなく、暖房器具も貧弱だったので、朝 は寒くてなかなか布団から出られず、毎朝寝起きはつらいものでした。 しかしそれよりも、朝一番に起きて暖房をつけていた母が一番つらか ったことでしょう。 小学校では一年中半ズボンで、通学時になかなか来ないバスを待っ ていると、歩道のコンクリートの冷たさが靴の底からジンジン伝わって きました。その時寒さに耐えてきたからこそ、いまめったに風邪も引か ず元気なのかもしれません。 最近の家は、外断熱だとか床暖房だとかで快適になり、蛇口をひね れば熱いお湯が出て、お風呂はいつまでもホカホカ。外出時にもヒー トテックの下着にホカロン、靴底にも発熱材を入れて完全武装でポッ カポカです。いい時代になりましたが、過保護過ぎると弱い身体にな っていきそうです。 最近東京ではめったに雪が降りませんが、むかしはクリスマスのころ に雪が降るのも珍しくなく、けっこう積もって雪合戦をしたり、雪だるま を作ったりしました。当時、家の近くで新しい道路を造る工事をしてい て、雪が積もるとスキーを持ち出し、山手通りの立体交差で滑ってま した(いまの新目白通りです)。 冬につきものなのがインフルエンザと風邪。むかしは区別せずに(で きずに?)総称して風邪と言ってましたが、最近は明確に区別されて きました。昨年は、6月ごろからインフルエンザが大流行し、マスク や殺菌石鹸、うがい薬が飛ぶように売れ、在庫が空になって大騒ぎ になりました。一方熱が出た患者さんは、インフルエンザにを心配し て病院に行ってしまうくので、市販のかぜ薬はあまり売れなかった ようです。 さて今年は、インフルエンザの流行が遅く、マスクや殺菌剤は在庫の 山だとか。逆に、一般薬のかぜ薬が好調といいます。医療にも役割 分担があるのです。 関東地方は20日間も雨が降らず、カラカラに乾燥しているので、そろ そろインフルエンザも流行ってきそうです。 インフルエンザの予防には、うがいに手洗い、部屋の加湿をお忘れ なく。 ]]>

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