着るに着れない作務衣

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公演.JPG 最初、礼品は益子焼とのお話でしたが、真岡木綿が県の 奨励だそうで、その木綿で織った作務衣を頂くことになり ました。無粋な私にはその方がうれしいです。HPで見る と反物の価格が載ってますが、仕立てるとなるとかなり高 価でしょう。県知事にも差し上げたそうでお揃いです。 作務衣とは、もともと僧侶が雑事の時に着ていた、いわば 洋風着物。それを真岡特産の木綿で作るのです。 かって真岡は木綿の産地で、江戸時代には木綿問屋の仕入 の約8割が真岡木綿だったそうです。戦後になるとその 生産はほとんど途絶えましたが、昭和61年に「真岡木綿 保存振興会」を設立し伝統文化をよみがえらせたそうです。 事務局の方に伺いましたが、真岡木綿会館を作ったときは、 有名になる前のあの富岡製糸場の人たちが見学に来たそう です。県伝統工芸士3名を含む約20名の機織り技術者が 在籍し、綿の栽培から染色~機織りまで一貫しての手作業 で作るのだそうです。 私が頂ける作務衣もオリジナルで、染色からするとおっ しゃってましたから、4ヵ月以上も時間がかかったてしまっ たのでしょう。そういえば、採寸に来られた方は伝統工芸 士でした。   私はたしか「真岡つむぎ」と聞いた覚えがあったのですが、 紬(つむぎ)といえば一般に絹織物のこと。不思議に思っ て調べたら、木綿の織のことも紬と言うそうです。また 「紡ぎ(つむぎ)」という別の意味の言葉もあるのでやや こしい。 事務局の方が、わざわざ工場まで持って来て頂きました。 落ち着いた濃紺で、生地がしっかりしています。 厚い生地で手触りもいい。巾着付きです。 作務衣053.JPG オーダーメイドなのでサイズもピッタリ。 着る010.JPGのサムネイル画像 庭仕事に使ってくださいと言われましたが、そんなのもっ たいなくてとてもとても。自宅でもまだ着ていません。 今度お祭りをやったらその時着ようかなと思います。 ]]>

怪しい手紙