上野駅には、北陸新幹線の他に上越新幹線・東北(北海道・ 山形・秋田)新幹線が停まるのでいろんな車両が見れます。 駅ナカで人の並んでる出店があり、美味しそうな大福を 売ってので思わず買ってしまいました。新幹線の中で食 べたら、雪国に行く前にズボンが粉雪だらけに。 すごく美味しかったけど、 車内はけっこういっぱいで、半分は欧米人の旅行客です。 大きなスーツケースがあちこちに置いてあり、私たちの 席にまで。座れないのでどかしてもらいました。 長野県はオーストラリアからのスキー客が急増してて、 隣国のニュージーランドにスキーに行くより日本に来る 方が多いのだとか。 北陸線の佐久平駅でもう1人の友人と待合せ。彼の車 で志賀高原へ行くのです。そうスキーは彼が最後の砦。 ホテルも彼が予約しましたが、素泊りだから明日の朝 食はないそう。いや、たしか去年は付いていたはず。 でも「素泊りで頼んだから間違いない」と言い張ります。 なので、駅の近くの専門店で朝食用のパンと飲み物を 買いました。 先週までの寒冷前線の影響でかなり降雪があったよう。 最近では珍しく、ふもとあたりからもう雪が積もってま した。明日は晴れるようだし、今年は期待できます。 ホテルまでは急斜面で車で行けないので、駐車場まで キャタピラ付きの専用車で迎えに来てもらいました。 このキャタピラの付いてるワゴン車、最初に造ったの がこのホテルで、改造費に1千万もかかったそう。 さらに毎年整備に百万近くかかる上、万一壊れたとき の予備にもう1台所有してるとか。このホテル儲かっ てるんだかいないんだか・・ (帰りの日に撮影) 宅急便もキャタピラ付き。これ欲しい・・・ ホテルに着いてフロントで確認すると、やっぱり朝食は 付いてるって。ほーら、どうすんの?この沢山買った パンは。仕方ないので、明日のお昼に食べることに。 部屋で美味しいお弁当を食べ、温泉に入ってこの日は終 わりました。 去年は大浴場の前に無料のお茶がありましたが、今年は 水に代わってました。去年、アジアの旅行客が一生懸命 お茶をペットボトルに詰めてたからかなぁ。 翌日、この先我々にとって(数年以内)二度とないような 晴天になりました。 部屋から撮影。真ん中の棒はツララです。 朝食は景色のいい食堂で。 晴天と言っても気温は低そうです。 沢山着込んでホカロン貼って。でも室内は暑いのですぐ に汗だくになりました。外に出るまでの辛抱と思ったら、 ロッカールームは更に暑くてすでにもうダウン。 外に出て寒くてちょうどいいぐらい。 ゲレンデに出るとほとんど人がいません。昨夜雪が降っ たようでゲレンデのコンディションは最高。 これが土曜日の志賀高原とは信じられない! 板をチューンナップしたせいか、はたまた体重が増えた せいか、スピードが出て腕が上がった気分です。 ちなみに一人の友人との体重差は20キロ。前にうちに いた犬2匹を抱えて滑ってるのと一緒です。 志賀高原は、1つのチケットで沢山あるすべてのリフト、 ケーブルカー、バスにまで乗れるので便利です。 65歳以上なので、シニアチケットでお得でした(2日で 300円しか安くなかったけど)。 むかしはICチップの反応が悪く、身体ごと機械にくっつ けないとゲートが開かなかったけど、いまはカードになっ てそばに行くだけで開くので楽になりました。 なんでもかんでもITです。 青い空と白い世界のコントラストが素晴らしい。 普段は一歩も歩きたくないのに、スキー場に来ると元気 になるから不思議。滑るだけだから? いやいやコースに よっては少し登りもあります。これが年寄りにはキツイ。 高血圧の私は、主治医の先生に「朝、寒いところで激し い運動はしないように」と言われてます。それってまさに 「いまでしょ!」。自分でも血管が切れないかと心配に。 ケーブルカーで上がった山頂で、若者が「標高2千mか! 富士山とどっこいどっこいだな」と。えーっ!千mも違 うじゃないか。仲間が笑うかなと思ったら、みんな同意 してるのでそっちにビックリです。日本の将来大丈夫? 林間コースで雪上車が落ちてました。下界だったら ニュースです。 あまりの快適な滑りに休憩するのも忘れ、あっという間 にお昼になりました。昨日のパンを友人がリュックに入 れて持参。でも食べる場所を選ばなくちゃ。 ゲレンデの中腹にある広いフードコートに入り、飲み物 だけ買って端の方でこっそり食べました。倹約家の外国 旅行客も、さすがにパンは食べてないですね。 しかし見渡すと周りは中年・壮年の男女か外国人ばかり。 スキー観光も我々高齢者が支えてるんですね。シニア チケットをもっと安くして優待してもらいたいものです。 午後は、志賀高原で2番目に標高の高いゲレンデへ。 雪質は最高ですが寒い。むかしは、リフトは一人乗りで 速度もゆっくりでした。防風林もないので、吹雪いてる ときは地獄。孤独との戦いでもあり、まるで修行の場の ようでした。 リフトの頂上 見下ろすと、中央に「富士山とどっこいどっこい」の高さ の山頂駅が見えます。 帰りは長ーい林間コース。ベテランは滑りながら1枚。 めいっぱい滑り、夕方にホテルへ戻りました。若いころ だってこんなに滑ったことはないぐらい。 だからホテルに着いたら足がガクガク。ストックで雪を 激しく突いたので腕も上がりません。ブーツを脱ぐのが 一苦労。 冷えた身体を早く温めようと温泉へ。脱衣所で服を脱い でると、後ろから中国の人に「林さん、見ーつけた!」 と声をかけられました。えっ!違いますけど・・・ ビックリしてそう言ったのですが、彼は悪びれる様子も なく「今日はゲレンデ温かかったね。」とか、「ホテル の中暑すぎません?」とか話しかけてきました。まだ林 さんと思ってるのかなぁ? 早く温泉入りたい。 昨年撮影。最近は男子用とはいえ撮影は気をつけないと。 温泉に入って筋肉を癒してから、部屋でモモ、ふくらは ぎ・肩・腕にロキソニンテープ(鎮痛・消炎)をペタペタ。 なんとか回復させないと、明日身体が動きません。 楽しみの夕飯。品数が豊富です。 翌日、それでも予想通りひどい筋肉痛。相変わらず天気 はいいので、おじいさんたちはまた頑張りました。 一本目の滑りは痛くて死にそうだったけど、徐々に痛み も薄れてきました。ふだんスポーツなんてやってないの に、足の骨と筋肉だけは太いそうです。でも、骨の中は スカスカだったりして。 お昼までノンストップでめいっぱい滑り、ホテルに戻って 帰り支度。疲れと筋肉痛で、思ったように身体が動きま せん。車で佐久平まで送ってもらい、また新幹線に乗っ て帰途へつきました。 身体の痛みは家に帰ってからの方がひどく、2日ほど階 段の昇り降りも一苦労でした。 でも、また来年3人で行けるといいですが。 今回の自分へのおみやげは、長野みやげの定番(私の 中では)、りんごのキットカットと、上野駅で家内に買っ たラムレーズンのキットカット。 ]]>