国境紛争

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長男夫婦の家とは渡り廊下でつながっていて、ドアはいつも開けっ

ぱなし。自由に行き来してました。孫が生まれて成長するにつれ、

顔を見たさについつい毎日訪問し、嫁も孫を連れてちょくちょく

遊びに来てました。

 

ある日訪問したとき、長男の虫の居所が悪かったようで、あるこ

で注意をしたらへそが曲がったようです。

嫁が来てすまなそーに、「廊下のドアは閉めて欲しいそうです」と

言いました。

 

そう言われたらこっちも意地です。「行くもんか。国境封鎖だ!」

ドアを閉め、しばらくは行き来もしなくなりました。

 

でも、3歳の孫にとっては関係ない。

あるときドアを開け、「開けといた方がいいよ」と金具で固定し

ちゃいました。まあ。君がそう言うなら・・・

 

それ以来、少しは遠慮するようになりましたが、徐々に行き来

も再開。孫たちはしょっちゅう友好訪問に来ています。

そして「YouTube見たい」と言って、ひとしきり恐竜や動物の動

画を見て帰るのです。

 

あるとき、下の女の子が一人でよちよち来て、お兄ちゃんの真似

して「YouTube見たい」と言いました。何が見たいの?と聞くと、

これも真似して「恐竜」と。で、恐竜の動画を見せたら「怖い~」。

そりゃそうでしょう、まだ2歳。結局、アンパンマンを一緒に見

させられました。

 

その子がしょっちゅう一人でうちに来るようになりました。

お転婆なので一人で階段を上がってしまいます。あるとき、一人

で2階にいてビックリ。連れ戻そうとするとぐずるし、そこいら

辺にプラモの作品あって危険です(作品が)。

 

かくして、今度はこっちがドアを閉め、廊下に障害物を置いたり

して国境閉鎖となりました。あくまでも下の子の越境防止ですが。

 

 

 

 

 

今さら・・桜