嗜好品 つづき

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コーヒーには続きがありました。

 

コーヒー豆がなくなって、うちに遊びに来ていた三男にコンビニに
買いに行かせました。すると、コーヒーなんかにこだわりのない彼
は、PBのドリップコーヒーを買ってきました。紙のドリップに粉が
入ってるやつです。

 

「なんだ、こんなの買ってきて」と文句を言いながら、飲んでみた
ら、あら美味しい。これぞ究極の、いつでも誰でも同じ味が出せる
ーヒー! 1杯20数円で中身はUCCだし、何だかんだ言ってもこれ
で十分じゃないの。

このタイプのルーツは、たぶん40年前に一世を風靡したカセット
コーヒーの「カフェグレコ」ではないかと思います。CMで「東京
乃木坂、カフェグレコのカフェグレコ」というキャッチフレーズを
えている方もいらっしゃるのでは?
私はコーヒーより、CMに出ていたミニチュアのお店のジオラマの
方に興味がありましたが。

 

カフェグレコのオーナが考え、プラスチック製のカセットに粉が
っていて、お湯を入れるだけでプロのいれた美味しいコーヒーが飲
めるというもの。ただし、一杯あたりがかなり高額で、当時はとて
も買えなかったので、お進物でもらうと嬉しかったです。

 

特許を取らなかったのか、そのうち各社が真似をして同じタイプが
続々登場。お中元、お歳暮の定番になって価格も下がってきました。

 

その後いまの紙のタイプに移行し、プラのカセットコーヒーはまだ
あるのかな。そのカフェグレコも、10年前ぐらいに閉めたようです。
1度お店で飲んでみたかった。

 

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