飛行機と車と船の旅  その2改

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旅館のチェックアウトは11時ですが、散策に行ける場所もなく、ほとんどの人が 9時半の船で帰るようです。なので、座れない人がいるほどの満席。 高齢者が多く、船内はまるで老人会の旅行のようです。 201110210930000%20%20%E8%80%81%E4%BA%BA.jpg 下流に向かう景色は、来たときとまた違った趣きがあります。紅葉には早かっ たと残念がってたら、ここら辺はこれ以上紅葉しないんだとか。よかった。 %E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E7%94%A8%E6%97%85%E8%A1%8C%E5%86%99%E7%9C%9F%20004%20%20%20%20%20%20%20%E5%A4%89%E5%BD%A2.JPG むかしはこんな船で行ってたんですね。 201110210944000%20%20%E3%82%80%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%AE%E8%88%B9.jpg ダムで終点です。 なんだかんだと言いましたが、景色と雰囲気はよかったです。 ダムができて村は沈んだけど、そのおかげでこの温泉旅館が有名になったわ けですから、何がどう転ぶかわかりません。 201110210937000%20%20%E3%83%80%E3%83%A0.jpg 船着場で船を降り、駐車場に行くとレンタカーは無事。 きのうパスした瑞泉寺に行きました。離れた駐車場に車を停め、街の中を歩 いてお寺の方へ。きのうは気付かなかったのですが、道の両側にあるお店は ほとんどが彫り物屋さん。しかも、全部古い木造建築です。各お店の店頭で、 職人さんが工芸品を作ってました。 珍しく参道にはお土産屋さんが一軒もなく、シックで上品な街でした。 201110211019001%20%20%E5%BA%97%EF%BC%93.jpg 電話ボックスも木彫りです 201110211005000%20%20%20%E9%9B%BB%E8%A9%B1.jpg 表札も木彫り 201110211024000%20%20%E8%A1%A8%E6%9C%AD.jpg 気が付くと、意外に時間を喰いました。 結局時間の関係でまたお寺の参拝は パス。 まっ、お寺はみんな同じようなもの。 これ以上入ると有料です。とりあえず写真だけ撮りました。 201110211010000%20%20%20%E9%AB%84%E6%B3%95%E4%BA%8B.jpg 昼食は七尾で牡蠣料理を予約してます。七尾に行くのに、カーナビの指示通り、 半島を横断し西側に出て能登有料道路に乗りました。すると、有名な浜辺を走 る千里浜のハイウェイの看板がありました。時間は押してましたが、天気もよく、 せっかくなので高速を降りて海沿いの浜を走ることに。塩分は車の大敵ですが、 レンタカーなら・・・まっ、いいか。 今は車の塗装もよくなりましたが、昔、友人が車で浜辺を走り、洗車しなかっ たために、車が錆びてしまったことがありました。 201110211127002%20%20%E5%8D%83%E9%87%8C%E6%B5%9C.jpg 七尾に着くと、牡蠣専門店の看板が目に付きます。 ふつうカキは英語の語尾にerの付く月からだと言いますが、ほんとは11月下旬 からが旬なようです。我々が行ったのは10月中旬だったので、空いてる専門店 は少なく、やっとネットで見つけ予約しました。 店に入るとすでにお客さんがいっばい入ってて、かなり繁盛店の様子。予約して いてよかった。机の上にいろりがあります。焼きガキがここら辺の名物。私は、 焼き牡蠣・牡蠣フライと牡蠣ご飯を頼み、家内は同じメニューで牡蠣の釜飯を頼 みました。すると、バケツ一杯の牡蠣がきました。まだ時期が早いのか、ちょっ と小ぶり。その分、数が沢山ありました。やっぱり焼き牡蠣は最高。牡蠣フライ もふわふわでジューシーでした。 201110211218000%20%20%E7%89%A1%E8%A0%A3%EF%BC%92.jpg 生牡蠣がなかったので、お店の人にまだ早いのかと聞いたら、最近地元の 保健所がうるさく、生では出せないのだそう。東京にはあるのに、変な話です。 次の目的地は、半島の反対側にある曾々木海岸。ここには、海に直接流れ落 ちる珍しい「垂水(たるみ)の滝」があります。我々のスケジュールはタイトなの で、いつもカーナビの到着時間と鬼ごっこです。 曾々木海岸に着きましたが、滝の場所がわからない。歩いてる人に訪ねると、 「あなたの後ろですよ」と。振り向くと、なんとすぐ後ろにありました。まっ、テレビ で見たよりも迫力はなかったですが。 201110211433000%20%20%E6%BB%9D.jpg 旅館のある輪島に向かう途中に、珍しい塩の駅がありました。観光のためかは 知りませんが、外に塩田があってここで塩を作っているようです。最近は、「〇〇 の塩」とかいっても、産地がメキシコなんていうのがありますからね。お土産に 食卓塩を買いました。 201110211459000%20%E5%A1%A9%E3%81%AE%E5%BD%B9.jpg 珍しい塩田もありました。 201110211453000%20%20%E5%A1%A9.jpg さらにその先には、国指定名勝の千枚田がありました。海沿いの段々畑(水田) ですが、小泉元首相がこの地を訪れ、「絶景だよ、絶景」と褒め称え、一躍有名 になったそうです。稲刈り後だったので、ちょっと寂しい景色でした。 201110211507001%20%20%E7%95%A0.jpg きょうの宿は海沿いにあり、眺望もまずまず(残念ながら目の前に電柱と電線が)。 荒れた日本海を眺めながら入るお風呂は格別。これで雪でも降ってたら最高な んですが。 201110211557003%20%20%E9%A2%A8%E5%91%82%EF%BC%92.jpg 料理も、やっと北陸に来たなという感じでした。でも、北陸の味覚はやっぱり 冬ですかね。 201110211838000%20%E5%A4%95%E9%A3%AF%EF%BC%92.jpg 別注文でのどぐろを頼みました。数少ない好きな焼き魚ですが、かなり小ぶり で脂がのってなく、味はちょっと期待はずれでした。でも2000円は良心的? 201110211844001%20%20%E3%81%AE%E3%81%A9%E3%81%90%E3%82%8D.jpg 夕飯後、売店をのぞいていたら、食事のときに出た輪島塗りの器と同じものを売 ってました。価格は4万円。高い!・・・と思ったらゼロを一つ見落としてて、なんと 40万円 !! そんな高級旅館じゃないんですが・・・ 201110212005000%20%E8%BC%AA%E5%B3%B6%E5%A1%97.jpg 夜、御陣乗(ごじんじょ)太鼓の実演が町であり、旅館の車で送り迎えしてくれる というので行くことに。御陣乗太鼓の説明はこちら →  御陣乗太鼓 会場は、廃線になった駅の二階。50人程の観光客が集まりました。気味の悪 いお面をかぶった若者(たぶん)が、耳をつんざくような音で太鼓を叩き、踊り狂 う姿はまさに鬼のようです。それは15分も続きました。10月末まで町の有志が やったようですが、観光のためとはいえ大変です。 201110212047003%20%20%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%93%EF%BC%92.jpg 翌日は雨で、輪島の朝市もいまいち。何も買わずに終わりました。まあ、天気 も2勝1敗なら上等ですが。 201110220946000%20%E6%9C%9D%E4%B8%802.jpg 交番もユニークです 201110220935000%20%E4%BA%A4%E7%95%AA.jpg こんな所に「永井 豪」記念館が。いまの若い人は知らないかな。 201110220944000%20%E6%B0%B8%E4%BA%95.jpg 食べたくないソフトのベスト3にランクイン 201110220952002%20%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88.jpg 近くの輪島塗りの工芸館によりましたが、どれもびっくりするほど高価。でもせっ かくなんで、記念に輪島塗りの夫婦箸を買いました。 能登半島には、木造の家が沢山あります。しかも昔の家だけではありません。 聞くと、木材の能登スギが豊富なことと、塩害対策だとのこと。 201110221044000%20%20%E6%9C%A8%E9%80%A0.jpg 再び能登自動車道に乗って金沢へ。天気がだんだん晴れてきましたが、反対に 家内のおなかの調子が悪くなってきました。きのうの牡蠣の食べ過ぎか・・・ 昼食は、金沢でお寿司を食べる予定で、テレビで見たお寿司屋さんのリストを 作ってきたのですが、ちょっと無理そう。そこで、リストの最下位にあった回転寿 司にすることに。好きなものを選べれるし、お寿司以外にも何かあるでしょ 行ったのは、地元で有名らしいチェーンの「まいもん寿司」。ちょっと時間をずらし て行ったのに、30分待ちでした。その間に家内のおなかの薬を買いに。 回転寿司とはいえ、さすが北陸。ネタは新鮮で、すべてがおいしい。特に、珍し いハタハタの握りは、脂がのってておいしかったです。ここが金沢の回転寿司 人気第3位だそうですから、1位はどんなにおいしいのか。 地魚のにぎりセット 201110221317000%20%20%20%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%97.jpg 金沢市内の観光予定は、、武家屋敷街と東茶屋街。武家屋敷街には、離れた 駐車場に停めて歩いて行きました。特に野村家の武家屋敷は有名なようで、 中の見学ができます。中は広くはないですが、以前行った、知覧や角館の武家 屋敷とは格が違う気がしました(石高にもよるでしょうが)。 屋敷街には同じ塀がずーっと続き、町が保存に力を入れてるのがわかります。 家の境界を見分けるのは、土台の高さだそうで、高いほど位が高いとか。 びっくりするほど道が狭いのに、車がどんどん入ってきます。 201110221434000%20%20%E6%AD%A6%E5%AE%B6%E5%B1%8B%E6%95%B7.jpg 金沢で驚いたのは、運転する人の気が短いこと。ちょっと停まっていると[ブー!] 進路を変えようとすると[ブー!]。こんなに気を使って運転したのは京都以来 です(たまたまかもしれませんが)。 最後に、東茶屋街を観にいきました。「ここは芸者さんの踊りを見せるところ」と 説明している人がいましたが、昔は遊郭だったことも忘れてはいけません。 201110221525000%20%20%20%20%20%20%E6%9D%B1%E3%80%80%E8%8C%B6%E5%B1%8B%E5%A4%96.jpg 車に乗って、あとは空港に帰るだけ。そこでふと考えました。レンタカーの返却時 は満タン返しが条件ですが、指定の空港のガソリンスタンドは非常に高い。広島 空港のスタンドなんて、市内より20円も高かったことがあります。まあ、わずかな 違いですが気は心。そこで市内で満タンにして、減った分だけ入れようということ に。我ながらいいアイデア・・・と思ったのですが、アクセラが異常に燃費がいいこ とを忘れてました。空港で満タンにしたら、3Lも入らずすっごく嫌な顔をされました。 と、最後にオチがついたところで、われわれの旅行は無事に終わりました。 ]]>

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