宇都宮はギョウザの街で有名になりましたが、工場の地元の高根
沢町にはコレといった観光資源がありません。それでも、以前は
キリンビールの工場があって見学者も多かったのですが、一昨年
閉鎖となり、大きな観光の目玉が無くなってしまったのです。
町も商工会も頭を悩ませているので、当社の薬師堂や誠意軒、史
料館などを観光資源として活用していただくことになりました。
宝積寺駅の構内にもポスターを貼ってもらってます。
同時に、町長や町の観光課、商工会の方たちとお会いし、生薬を
利用した町起こしを模索しています。
先日、そのキーマンとなる方々のところに、新年の挨拶を兼ねて専
務と表敬訪問に行きました。
町長は都合がつかずにお会いできませんでしたが、最初に訪問し
たのは、町の関連施設である「元気あっぷ村」の社長。ここは第三
セクターの温泉で、食事処や町の名産品などを売っており、ここが
町起こしの中核となるでしょう。
元気あっぷ村
元気あっぷ村のHPはこちら→ 元気あっぷ村
以前より当社とは協力関係にあり、「元気あっぷ村」発のバスツアー
の見学コースに薬師堂や史料館が入っていたり、当社の製品を置
いていただいてたりしています。昨年8月に、地元の方々と一緒に
薬師堂のお祭りを行いましたが、今年は町や「元気あっぷ村」が積
極的に応援していただけると嬉しいお言葉をいただきました。
次に訪れたのは、観光協会の会長をされている朝日屋さん。明治
創業のおまんじゅう屋さんで、県内では有名な老舗です。きんとん
まんじゅうが有名で、県内にとどまらず、日本橋三越でも売ってる
とか。私が小さいころ、実家に来るとここのアンパンが贅沢なおや
つでした(もっとも、ここまで買いに行くのが大変でしたが)。
朝日屋さんのHPはこちら→ 朝日屋
最後は、今回のメインイベントでもある、栃木県知事への面会です。
一昨年、うちの薬師堂が栃木県の観光資源として登録されたので、
その活用のお願いと、県内の企業としてアピールするためです。
といっても、超多忙な知事ですから、簡単には会えません。そこで、
知事とは旧知の仲という私の従弟(作新学院の学院長で、前衆議
院議員)にアポイントをとってもらいました。
栃木県庁に来たのは、結婚してこちらに住んでいたとき、パスポート
をとりにきて以来。むかしは古い庁舎でしたが、いまでは15階建て
の大きなビルになってました。ちなみに、古い庁舎は昭和13年の
建造で、いまも「昭和館」として保存され、映画やドラマのロケに使
われてるとか。
旧栃木県庁 昭和館はこちら→昭和館
ロビーで従弟と待ち合わせをし、3人で知事のもとへ。9回でエレベー
ターを降りると、広いフロアーのほとんどが、知事・副知事の執務室
で占められているようです。過去に衆議院議長や大臣に会いに行っ
たことはありますが、こんなにすごくなかったです。知事ってすごい
んですね。緊張してきます。
従弟が先頭に歩いていくと、広い秘書室?にいた7~8人のスタッ
フが一斉に立ち上がって挨拶。さすがは地元の名士です。
60~70帖ほどもある広い応接間に通され待っていると、細身で
ダンディな知事が入ってきました。同時に、反対側の入り口から5
~6人のスタッフがゾロゾロ入ってきてビックリ。横一列に並んで座
り、一斉にメモをとりだしました。まるで記者会見のようです。
話が進むと、途中途中で知事が「○○君、この件は検討してくださ
い」と同席しているスタッフに言いました。あらかじめ、関連部署の
人たちを呼んでいてくれたようです。20分間の会見でしたが、従弟
が話をリードしてくれて、スムーズに会見は終わりました。
しかし、やっぱり県知事ともなると、オーラがありますね。
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