一万燈の手紙

公開日: 

その方は75歳の地元の方で、子供の頃の思い出を、原稿用紙5枚に書 いてきてくださいました。当時のことを知る人が少なくなっている中、とて も貴重なお話ばかりです。 %E4%BD%9C%E6%96%87.JPG その方が幼少のとき、一万燈祭にお祖母さんに連れられて行き、アイス キャンデーをもらったこととか、小学生になっても、「お薬師様を拝んでく れば一年間元気でいられる」といわれ、毎年行っていたことなどが書か れていました。 昭和6年頃に、地元の小学校で、唱歌や遠足のときに歌った「郷土八景」 という歌があったそうですが、その歌詞に、宇津薬師堂の様子が載って いたという話は初めて聞きました。墨で書かれた当時の歌詞をいただき ましたが、その部分には「それより西に宇津の森 ここに薬師のお堂あり  幾百年の大銀杏 四季それぞれの眺めあり」とあります。 %E3%81%86%E3%81%9F.JPG また、当時の小学校の運動会の時に、子供たちと一緒に工場の職人さん が、門の飾り付けをしていたのを鮮明に覚えてられるそうで、そんな話し も初めて知りました。 昭和22年頃に、工場の敷地内に、地元の方々と野球場を造り、野球大 会をしたとも書いてありました。地元だけでなく、広くチームを募集し、賑 やかな大会だったそうです。私が小さい頃は、まだ野球場があって、当 時の写真は、いまでも史料館に飾ってあります。 こうして伺うと、むかしは地元と一体になって、活動していたことがよくわ かりました。また薬師堂が、地元の方々に信頼されていたことも再認識 しました。いまは時代が代わり、いろんなことが難しくなってきていますが、 せめて一万燈のお祭りだけは、地元の方々に喜ばれるように、続けてい きたいと思います。 ]]>

サンプル百貨店 女性は違う生物?