均一に混ぜるには約1時間かかりますが、一度に沢山出来
ないので数回に分けます。微妙な感覚が必要なので大変。
ガムシロップ均一に混ざったら、超薄い銀箔を入れます。
厚さは0.2ミクロンしかなく、指でこすると無くなるほど。
これを入れて回転させると、ガムシロップの粘着力で自然
に箔付けされます。
余分な量の銀箔は掃除機で吸い取ります。
くっついて塊となった丸も取り除きます。
と文章では簡単ですが、ムラのないきれいな銀粒にするに
は長年の経験が必要。一種の匠の世界です。
むかしは、丸を作ったり箔を付けたりするのに、専門の
「製丸師「箔付け師」がいました。
今回は主役の箔付け師
いつもは主役の製丸師
当時は多くの地方で丸剤を作っていたので、製丸師が器械
を持参して全国を廻り、その後に箔付け師が箔を付けに廻
ったそうです。特殊技能を持った人たちなので、駅まで
人力車で迎えに行ったり、その待遇も特別だったそう。
こうした小さい丸に、きれいに箔を付けられるのは日本独
特の技術。販売するメーカーは年々減ってきていますが、
日本の伝統技術は守っていきたいものです。]]>