奇跡の都市 シンセン 続き

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このホテル、スタッフはフロントに2名しかおらず、レストラン も1つしかないようですが、部屋は広くて快適な上、料金 は東京のシティーホテルと大差ない。コスパはいいです。 この日はフリーの予定で、いろいろ観光もしたかったの ですが、結局海岸の公園を散歩しただけとなりました。 この公園から、目と鼻の先に香港が見えます。 ガイドによるとむかしはバレーボールがよく売れたそう。 なぜかというと、香港で仕事をするためそれにつかまって 海を渡ったのだとか。 岸辺に沢山の長い竹が流れ着いてました。何かと聞くと、 ビル工事に足場として使った竹だとか。そういえば、むか し中国に来たとき竹を組んで足場にしていたのを見ました が、いまでも使っているのかな。記憶では、東京タワーを 建てたとき、竹の足場を使ってたような。 その香港に対当するため、30年前人口5百人だった深セン が、国の政策で2千万人になったというから凄いです。 いまや中国のシリコンバレーともいわれ、あのファーウェイ もこの地で創業したそうです。 いろんな形の高いビルが沢山見えますが、一番高いビル が平安という保険会社のビルで、世界で4番目に高いそう。 このビルは違うようです。 中国の100階以上もある高層ビルのエレベーターに、その 階数分のボタンがあるという話を聞きました。 自分の行きたい階数を探すのも大変ですが、最上階に着く には相当時間がかかるのでは? 夕飯は、中国の医療関係者と会食。場所はゴルフ場のクラブ ハウスと聞いて??? 日本では、偉い先生方を招いてゴルフ クラブで食事するなんてことはないでしょう。 不審に思いながら連れていかれたのは、郊外ではなく市内 のど真ん中。建物の密集した中にあり駐車場には高級外車 が停まってます。 プレー費を見たらかなりの高級ゴルフクラブのよう。 むかし都内にあった、芝の高級ゴルフ練習場を彷彿させま した。この中にあるレストランなら納得です。 ビルの谷間に。 レストランの入口に刺身の看板がありました。 きっと高級食材なのでしょう。 広い個室の宴会場。 中国では沢山のお客さんを招くようで、直径3mぐらいあ る大きな円卓を囲んで総勢15人はいたでしょうか。 この円卓が自動で回っていて、もたもたしてると料理を取 り損ないます。そんなときは周りの人が回るテーブルを押 さえつけるのですが、回る力が強くて止めるのが大変。 中華の何料理か忘れましたが、80%は美味しく食べれました。 見た目は・・・。でもコラーゲンたっぷりで女性向は好き? マグロの刺身も美味しかったです。 深センはライチの産地で、楊貴妃もここのライチがお気に 入りだったとか。先方が気を利かせてそのライチを買って きてくれて、食事中にふるまってくれました。 翌日、朝食はバイキング。日本のビジネスホテルの5倍は 料理が豊富。むかし中国に来た時とは大違いです。 前々回に書いたように、この日は整腸のフォーラムで1日 ホテルに缶詰めでした。 最終日。香港発16時の便なので、午前中は市内観光が出 来ると思っていたら、14時のフライトの人たちと一緒に 出発することになり11時出発。観光はまあいいけど、また 空港で4時間待ち・・・ その代わりという訳でもないのでしょうがロールスロイス で送ってくれました。 でっかい車体なのに、中は意外に狭い。間違いなく高級感 はありますが。 ドアは外から運転手さんが開けるのが当たり 前なのか、中から開けるのが重いのなんの。 むかしアラビアの王様が乘ったロールスが故障し、工場に パーツがなく困っていたら、ヘリコプターが部品を運んで きて治し、その後修理費は一切請求がなかったそう。 メーカーに問い合わせたら「そんな事実はなく、そもそも ロールスは壊れない」と言ったという逸話がありました。 だから倒産したのかな。一時国有化され、いまはBMWが 製造しています。 実際はむかしはよく壊れたそうで、部品が届くのが遅い から、お金持ちは部品取り用にもう1台持っていたという 話も。そうそう、ジェット機のエンジンも作っていて、旅 客機のエンジンにRRの文字をよく見かけます。 話が脱線しました。 道路上にある国境で、来たときに通った検問所を逆に通り ましたが、今度は手荷物検査はありませんでした。 撮影禁止と書いてなかったのでパチッ。でもちょっと怖い。 中国国境とロールスロイス 香港空港に早めに着き、同行の人たちと一緒にお昼を食べ ましたが、その後の3時間をどう過ごすか。 むかしは免税店でいろいろブランド品を見たりお土産を買 ったりするのが楽しみでしたが、もうそんな気持ちもあり ません。へたすると日本の方が安いという話もあるし、 お店も閑散としています。 そうだ、こんなときは3男が作ってくれたクレジットの家 族会員カード。このカードで入れるラウンジがあるとの ことで、「特別なカードだから持ってけ」と渡されました。 まあ、私のカードでも入れるのでしょうがせっかくなので。 しかし、入り口は並んでいるし、中はいろんな民族衣装の 人たちでごった返してるし・・ほんとに特別なカード? フリーの飲み物や食べ物がいろいろありましたが、残念な がらお昼を食べたばかりでお腹いっぱい。 やっと席を見つけて座りましたが、前の人が残したピンク 色の汁が入った謎のどんぶりがそのまま。なんだこれ? それが目に入らないように横にどけ、そこで時間を潰しま した。 帰りの機内でも、3か国語のアナウンスでブチブチに途切 れる映画を見ながら帰りました。 夜の10時に羽田着。やっぱり日本がいいなあ。]]>

奇跡の都市 深セン 移動編