泣きっ面にハチ 後日談あり

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珍しく長男が実家の庭掃除をすると言って、先日の夜、一家で栃木
に来ました。

 

その晩は書院に泊まったのですが、翌朝の5時ごろ長男がドタドタ
母屋に来て、孫の咳がひどいのですぐに東京に帰るとのこと
喘息の薬を持ってこなかったのだそうです。

すると妻が私に、「帰る前にカブトムシだけでも見せてあげたら?」
と。先日、庭の外れにカブトムシが集まる木を見つけたのです。
昨夜は夜ふかししたので、寝ぼけまなこで孫を連れて行きました。

 

木の近くに行ったのですが、今朝はあまりいない様子。それらしき
虫がいたので、孫を抱き上げで見せると「これはカナブンだよ」
言われちゃいました。

すると孫が「痛い!」と悲鳴を。どこかにぶつけた?すると私も手
に痛みが。どうやら足をハチに刺されたみたいです。慌てて孫を抱
え走って帰ると、孫も初めての体験で「痛い!痛い!」「病院連れ
てって!」とか「見に行かなきゃよかった!」ともうパニック。
羽音が聞こえなかったからたぶん小さなハチでしょう。そういえば、
前に来たときも、その木の蜜を狙ってかハチが飛んでました。
でも、寝ぼけてすっかり忘れてて・・・

 

家に入ると長男が、毒を吸い出す注射器みたいなのを持ってきて、
何度も毒を吸い出しました。終わって道具を仕舞おうとするので、
嫁が「お父さんのもやってあげてよ」と。長男は仕方なさそうに
ポンプを一回吸い、「後は自分でやって」と私に渡して行っちゃい
ました。片手でどうやって吸うんだよ!まったく!
これがその後の明暗を分けることに。

 

その後バタバタしながら一家は帰ってしまいました。
次に長男一家が来れるのはお盆だし、長男が草刈りする予定だった
場所は外からよく見える所なので、今回やらない訳にいかない。
今日も暑くなるとのことなので、朝ごはんも食べずに外に出ました。

 

例の草刈りマシンで出動です。背の高い雑草の中に分け入ってなぎ
倒すのは快感。調子に乗って奥まで進むと、雑草に隠れた溝にハマ
って動けなくなりました。朝方まで雨が降っていたので、地面がぬ
かるみ、さすがのキャタピラも空転、ますます深みにハマりました。
機械のお腹が地面についたらもうアウトです
三連休で工場は休みだし、JAFを呼ぶわけにもいかないし・・・

 

以前、妻が軽トラを乗り上げたとき、工場の人は・・
そうだ!ジャッキアップだ。車庫に戻って車のトランクからジャッキ
を取り出し、軽トラにシャベルと一緒に積んで現場に戻りました。
最近の車はスペアタイヤがなく、当然ジャッキも付いてないですが
うちの車が古くてラッキーでした。

 

悪戦苦闘してお腹の下の土をシャベルでかきだし、ジャッキが沈ま
ないように金属の板を敷いてジャッキアップ。キャタピラが少し浮
いた隙間にアルミの渡り板を差し込みました。
ンジンをかけ、そ~っとバックして無事脱出に成功。よかった~。

 

草刈りを再開しましたが、すでに体力を消耗した上、日が昇ると暑
さでボーっとしてきました。そんな状態でまた密林に分け入ったら、
うっかりしてヨメが植えていた果物の木々の中に乱入。
「ひなた」というミカンの木を跡形もなく粉砕してしまいました。

そのそばの、スイカとメロンのツルも切断。さぞ、嫁がガッカリす
るだろうと後で謝ると、「実がなっていたんですね」と。
知らなかったようです。

その夜、ハチに刺された手が痛痒く、だんだん腫れてきました。
翌日は孫が幼稚園で初めて一泊で泊りに行く日。さぞ痛い痛いと騒
いで・・・いや、もしかしたら行けなくなったかも。
妻は余計なことをしたと悔やみ、二人で心配してました

後で聞いたら、孫の足は腫れず、なんともなかったそうです。
父親の必死の看護のおかげ? それに比べ、途中で放置された私は・・・
まあ、孫がなんともなくてよかったです。

 

いろんなことがあった、長い1日でした。

 

後日談
その後、東京に持って帰ったスイカを孫たちが食べ、そこそこ
美味しかったとか。しかも、黄色い実もスイカだったそうで、
植えた本人も驚いていました。

U字工事さん、来工。放送間近