久しぶりの映画とむかしの映画事情

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先日、最新作のゴジラ ―1.0を見てきました。
ゴジラ・ハイフォン・1.0と思っていたら、マイナス1と読むそうで、
意味は映画を観てわかりました。

 

1年ぶりの映画なので、入場するまでドタバタです。
ネットで予約出来るのは便利ですが、 IMAXやMAX4D とかいろいろ
あり、それによって映画館も違うので迷います(料金も倍ぐらい違う)。
結局上映時間の都合で、前に行ったことのある映画館の普通席にしま
した。

 

当日映画館に行くと、場所が代わっていてビックリ。ネットで探して
やっと着きましたが、発券するやり方がわからずオロオロ。
メールに記載された番号を発券機に入れてもびくともしない。
ん?QRコードの読取口? 急いでメールを見直し、スクロールすると
下の方にQRコードがありました。なんだ!もっとわかるように上に
入れて欲しい。でも、そのQRコードをかざしても反応しない。
上映時間が迫っているのに係がいないから聞きようもありません。
焦りながらメールをよく見ると「このQRコードを入口の係りに見せ
てください」と。なーんだ!!

 

シニアのチケットなので入口で免許書を出そうとすると、見る前に
「どーぞ」と言われちょっとショック。

 

最近のシートは足元がゆったりしてて、背もたれも少し倒れてて座り
やすくなってました。むかしは列の真ん中に座ったら、狭くてもう
脱け出すのはほぼ不可能。トイレに行きたくなると、座っているお客
さんに「すいません、すいません」と言いながら出たものです。
そういえば最近の新幹線のシートの足元もずいぶん広くなりました。

 

映画の内容は御法度ですが、いままてのゴジラ映画の中で一番よかっ
たです。初めてゴジラで泣きました(ゴジラの思い出は次回)。

 

ここでむかしの映画事情を(記憶違いはご容赦)
映画全盛のときは、街のいたる所に映画館があり、うちの近くの商店
街にもありました。床は土間のままでスクリーンの横にトイレがあり、
臭いし誰かが入る度に明かるくなって気が散りました。
床は階段状でなく緩やかなスロープだったので、前の席に背の高い人
が座ると最悪でした。

 

入れ替りがなかったので、途中から見てもOK。当時映画は人気が高く
いつも満席。でも指定席が無いので、次の回が始まる前の上映中に入
って、休憩になると一斉に席探しです。座れない時は後ろで立ち見。
上映時間はわざわざ映画館まで行って確認してましたが、そのうち
新聞に出てわかるようになりました。これは画期的でした。

 

だけど日本映画は必ず2本立てだったので、次の1本を見ないと目的
の映画が見れず大変でした。しかも怪獣映画はたいてい「駅前○○」
みたいな大人向けの喜劇と抱き合わせだったので、子供としては退屈。
でも、休憩時間に飲物やアイスクリームを売りに来て、買ってもらう
のが楽しみでした。

小学生の頃、学校帰りにたまに父に映画に連れてってもらいました。
銀座とか有楽町の映画館は、近所の映画館とは大違いにきれいでビックリ。
洋画は抱き合わせでないのがよかったですが、本編が始まる前に広告、
ニュース、予告編が30分ぐらいあった気がします。
「バルジ大作戦」という映画を観たとき、館内で売ってた戦車のプラモ
を買ってもらい嬉しかったです。

 

むかしは大きな映画館が当たまえで、シネマスコープとかスクリーン
も巨大でした。
私がまだ小さいころ父と母に連れられ映画に行きましたが、インディアン
に幌馬車が襲われるシーンで音と映像が凄く、怖いと言って母と外に出
てたのを覚えています。
いまは小さな映画館が多くなり席も少ないですが、それでも上映から
ちょっとたつと席はガラガラになってしまうようです。

 

祖母とも母とも観に行きましたが、母はキャーキャーうるさかったです。
そのうち友人と観にようになりましたが、映画の内容はパンフレットを
見ないとわからないので、たいていみんな買ってました。ペラペラの
パンフが当時1000円!高かったです。
たまにロビーで抽選会をやっていて、当たると真珠がもらえましたが(ほぼ
外れ無し)、ブローチやネックレスに加工してもらうとけっこうな料金が
がかかったようです。

 

以前、チケットは映画館で前売券を買うかチケット店で買うかでしたが、
「ぴあ」と言うエンタメ情報誌が発売され、電話で予約が出来るように
なりました。その後「チケットぴあ」でコンビニで発券出来るようになり、
いまはネットで買える便利な時代になりました。

 

 

 

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