そうだ 、京都行こう 

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先日、友人夫婦と2泊3日で京都へ行ってきました。
京都はあまり行ったことがなく、詳しい、いや、ちょっとだけ詳しい
H君夫婦に連れてってもらうことに。どうせなら紅葉の時期に行こう
となりました。

 

どうしても行きったのは、保津川沿いのトロッコ列車です。
紅葉の時期は絶景だとか。でもこの時期は予約がとても難しそう。
往復券を取ろうと、乗車日1ヶ月前の10時ジャストに申込み、片道
嵯峨→亀岡は取れたのですが、顧客情報とか入れてるうちに帰りの
列車はすでに満席となってました。

 

旅行日が近づくと、連日のように京都の紅葉とオーバーツーリズムが
報じられ、バスに乗れない、タクシーがつかまらないと大騒ぎ。
だんだん不安になってきました。もう一つの不安は、H君がほぼ毎日
散歩で10キロぐらい歩く健脚なこと。「タクシーがつかまらなければ
歩けばいいさ」なんて鬼のようなことを・・・沢山歩かされるのでは
と心配です。

 

我々は足が退化しているので、もしボケて徘徊しても半径200m以内を
探せば見つかるでしょうが、彼の場合は半径10キロ探さないと。
先日は恵比寿から目白まで歩いたらしいです。江戸時代の人?

 

いつも旅行は車が多いので、夫婦で新幹線で行くのは久しぶり。
妻は「椅子を向かい合わせしておしゃべりしましょ。」なんてはしゃい
でましたが、朝早く車内はそんな雰囲気でもないので止めました。

 

10時過ぎに京都に着き、ホテルに荷物を預けて早速観光へ。

 

まずは東福寺。入場料を払って庭の中へ。入った途端に赤や黄色の紅葉
が鮮やか。ピークは過ぎたようですがまだまだ見事です。
外国人の旅行客は沢山いましたが、平日だったせいか思った程混んで
いませんでした。(H君写)マークは友人が一眼レフで撮ったものです。

(H君写)

 

渡り廊下の上から見るとまた格別です。

拝観料は別料金。お堂の四隅に庭園があり、凝った造りだと思っていた
ら、著名な作庭家によって造られたもので、2014年に国指定名勝に登録
され「本坊庭園」と称するそうです。自分で庭いじりをしているので、
この角々した刈り方が「すごい!」と思ってしまいます(職業病)。

石庭を見て思うのは、どうやって足跡を残さないようにするのかです。(H君写)

お昼は、友人がむかし何度かうどんを食べに行ったという京都大病院
前の店へ。てっきりうどん屋だと思ってたら、後で知ったら老舗の蕎麦
屋でした。しかもなぜか食べたのはすき焼き丼。汁だくでした。

食後、時間があるのでパフェを食べようということに。京都はスイーツ
やパフェの店が多く、街中のどこで検索しても1キロ内に店があるみたい。
ここでも歩いて2分の所にありました。

パフェの種類がハンパなく、安くて美味しかったです。

その後、永観堂禅林寺と南禅寺へ。
禅林寺釈迦堂の前にある唐門。天皇の使者が使用した勅使門だそうです。(H君写)

境内の所々にあったかわいいお地蔵様(ちょっとシュール)。

池に映った青い空と赤いモミジがきれいです。

南禅寺の境内には、ローマにあるような昔のレンガ造りの水道が
ありました。琵琶湖から京都市内へ向けて引かれた水路で、明治維新で
東京に遷都された後の京都が衰退することを憂い、上下水道の整備、
水車動力、舟運による産業活性化のため明治23年に造られたそうです。(H君写)

天授庵の本堂から見えた紅葉(H君写)

 

着物を着た海外の旅行客が多く、みんな綺麗に着付けしてましたが、
レンタル店の袋を持って歩いているのがご愛嬌。

 

舟を運んだ線路跡。舟を運行する際の高低差を解消するため、台車に
載せて電力で運んだそうで、その電力は前記の水路の水車動力で発電
されたそうです。

時間調整のために某有名ホテルのラウンジに入りましたが、そこがひど
くて・・その話は後日。

 

暗くなってから、タクシーで将軍塚の上にあるライトアップしたお寺を
見に行くことに。でも、もうやってないということで真っ暗でした。
代わりに綺麗な夜景が。夜景は一眼レフに限ります。(H君写)

運転手さんに「将軍て誰ですか?」と聞くと「さぁー、でも塚がつく場
所でいい所はないね」と。更に話を続け「嵐山の紅葉はもう終りだね」。
もー!明日行くのに! テンション下がる。

 

夕飯はH君が予約してくれたイタリアン。
東京から来たと言うとシェフが喜び、地下の酒蔵を見せてくれました
有名な俳優や芸能人の名前が付いたワインが沢山キープしてあって
ビックリです。

 

この日歩いた距離は、友人の万歩計によると18000歩(約10キロ)。
これは我々の2カ月分? 明日がこわい。

 

翌日は待望のトロッコ列車。その前に、嵐山に行って見学です。
NHK BS放送の嵐山巡りを見ていたら、目的の天龍寺は7時半から開門
してるので、混雑を避けて朝早く行った方がいいと言ってました。
なので早起きし、7時半過ぎに門の前に到着。ところが門は閉まってて。
見ると8時半開門と書いてあります。ウソ~ 天下のNHK様が誤報?

仕方なく回りの竹の小道をウロウロ。竹は実家では天敵なので、竹林
を見ても思うことは「 手入れが大変だろうなぁ」です(職業病)。

竹の塀があるとつい目が行って。作り替えるの大変そう(職業病)。(H君写)

やっと開門されて中へ。健脚の友人夫婦は、景色のよさそうな丘へ
登って行きましたが、貧脚の我々は平地の方へ。御堂から見える景色
は、青い空と池と後ろの山々、それに紅葉が相まって素晴らしい。

次はすぐ隣の宝厳院へ。こじんまりとした庭の紅葉が綺麗でした。
しかし、京都っていつ頃から拝観より庭がメインになったのかな。

モミジも落ちたばかりはきれいだけど、後で掃除するのが大変(職業病)。
そんなことを考える人が何人いるでしょうか。

苔もこのぐらいきれいに育って欲しい(職業病)。(H君写)

そして渡月橋。テレビで見たときはは歩けないほどごった返してまし
たが、橋の上は拍子抜けするほど空いてました。午前中で正解です。
NHK様に感謝。

 

とはいってもただのコンクリートの橋。他から橋を見た方が雰囲気あります。

タクシー運転手さんの言う通り、たしかに紅葉は終わったようです(H君写)

待望のトロッコ列車に乗るため、わざわざ亀岡までJRで行って、また
戻って来ます。亀岡のトロッコ駅は田んぼの中にポツンとありました。

 

さすが満席なのでホームは人・人・人であふれて。列車はバック運転
で入って来ました。
最後尾の席が先頭だから視界が広くてラッキーですね。

トロッコは2種類。スケルトンタイプはさすがに寒そうです。(H君写)

我々の指定席は進行方向右側。H君は左右どちらの席でも眺めはいい
と言ってましたが、走り出したら圧倒的に左側が綺麗。みんな立ち上
がって撮影会です。

 

保津川下りにも乗りたかったけどH君曰く事故があって以来休止中だと。
あれ⁉ でも舟が下ってるのが見えるよ?
H君「そうみたいねぇ・・・」。情報が古いなあ。

川が右側に来たのは最後の6~7分。やっと景色がよくなりました。

終点嵯峨嵐山駅に着き、JRで市内(府内?)に戻りました。

つづく

 

久しぶりの映画とむかしの映画事情