先日の10月26日、敷地内の宇津薬師堂で一万灯祭を行いました。
宇津薬師堂は、江戸時代中期に人々の健康を祈願して建立され、
昭和の中期頃までは健康を祈願する「一万灯祭」として執り行
い、出し物や出店が並んだりして沢山の人で賑わいました。
しかし時代と共に消滅し、その後、平成になって復活させまし
たが、本業が忙しく、ここ数年は会社の行事として社員だけが
参列し、住職に読経だけお願いしています。
以前は8月9日に薬師の日として行ってきましたが、近年の凄
まじい猛暑で、読経して頂く住職も、準備する我々も汗だく。
そこで、一昨年から10月に執り行うことにしました。
工場の作業の合間に準備をするので、掃除は前もってしておき、
当日は朝から飾り付け。祭壇の飾り方やお供えの中身は、ずっ
と前から変わらず伝えられています。

100年前にご先祖様が奉納したのぼり。
長年の経年劣化でボロボロになっていましたが、妻が知り合い
の着物の仕立て屋さんにお願いし、金糸で縁取られた字だけを
切り取って新しい旗に移植してもらいました。
ほんとは妻が自分でやろうと思ったらしいですが、やらなくて
よかった。スペインで善意で修復して失敗したマリア様の絵の
ようになっていたことでしょう。
ちなみに「薬師瑠璃光如来」はお薬師様の本名です。
キュウリ、ネギ、ニンジン、トウモロコシ、サツマイモを3個
づつ、他に赤飯と饅頭。買いに行くのは私の役目ですがこの
お供えの元(根拠?)が何なのかは誰も知らず謎です。

当日は珍しく一日中雨。私の記憶では、夏の夕立は別として、
一万灯祭に雨が降ったのは初めてぐらいの感じです。

菩提寺の住職に11時から読経をお願いしていましたが、かなり
早くお見えになり、なんだか急がれてるご様子。
なんでも、数日前に近所で起きた交通事故で亡くなられた方の
葬儀がこれからあるのだとか。
事件や事故などほとんど無いここら辺なのでビックリです。
余談ですが、事故のあった場所は畑の中を通る広い道で、なぜ
かそこにポツンと一つだけ信号のない横断歩道があり、そこを
渡っていてひかれたというのだから、なんとも不運としか言い
ようがありません。
読経が始まっても相変わらずの雨で、風が吹いて寒いくらい。
ついこの前まで、暑い暑いと言っていたのが信じられません。

薬師堂の見学に来られた方に差し上げるため、今回も御札を200
体作って頂き、祭壇に供えて祈祷して頂きました。

私は信心深い方ではありませんが、いままで健康でいられるの
は、お薬師様の霊験あらたかであると信じ、感謝しています。

