高齢者の免許更新 教習所編

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今年の誕生日でついに70歳になりますが、運悪く運転免許の更新時期

と重なり、噂で聞いた高齢者教習の案内が来ました。教習所でこれを

受けないと免許の更新が出来ないのです。

 

ハガキが来たときは誕生日まで数ヶ月あり、まだまだ時間があると

断してました。でも、高齢者教習は混んでいるという話を聞いて早め

に電話すると、予約出来るのは2ヶ月先とのこと。誕生日の10日前で

危なかったー(誕生日過ぎでも1ヶ月以内なら大丈夫ですが)。

 

私が予約したのは池袋にある教習所で、都内でも珍しい立体式。

地の高い東京ならではです。16歳で軽自動車免許を取ったので、教

習所に行くのは実に54年ぶり。

始めに説明がありきょうやるのは視力測定と実技だけ(試験ではない)。

認知症テストはないんだ、よかった(75歳過ぎるとあるそうですが)。

 

話の中で、運転をやめる判断は、赤信号が「停まれ」か「進め」かわ

からなくなったときだと。そりゃそうでしょう。

 

今日の受講者は6人で、3人づつに別れて視力測定と実技を。

我々は視力測定が先で、1人づつ視力、奥行き、視野、動態四力の検

査をします。1人の人が答えるのにめちゃくちゃ時間がかかってて、

局、計測出来ないぐらい視力が悪いと判明。視力は定期的に計った

方がいいですね。ちなみに、私の総合視力は50歳なみだそうです。

 

いよいよ実技です。緊張するー。コロナのために1人づつ乗車。

私の前の人が、いきなりアクセルを踏んだらしくエンジンが「ヴオー!!」

っと。そういえばトイレで一緒になったとき、もう何年も運転してい

ないと言ってました。街で運転して大丈夫かなぁ。

 

私の番になりました。運転前に指導員さんに、もう何十年も左足で

ブレーキを踏んでると話すと、危険だから右足で踏んでくださいと。

ウーン、その話に納得できないけど素直に従いましょう。

 

アクセルが軽いので(わざとだそうです)スピードが出ないように、左

足でブレーキを踏まないようにと注意しながら、指導員の指示に従っ

て運転。

 

クランクもS字カーブも車庫入れもクリアして、あとは余裕で世間話

をしながら運転して無事終了。54年間、ほぼ毎日運転していたのも功

を奏したようです。しかし、54年前と比べると、指導員は優しく親切

になりました。むかしは、雪がちらつく日に行ったら、「なんでこん

な日に来たんだ」と怒られたぐらい酷かったです。

 

家に帰って妻に実技の話をしましたが、クランク、S字カーブ、車庫入

れが苦手な妻は、来年の更新に向けて憂鬱になっていました。

 

 

 

 

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