コロナと猛暑と豪雨のお盆休み

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いろいろ紆余曲折あった東京オリンピックも終わりました。
コロナ禍での開催に賛否両論ありましたが、この大会を目指して
トレーニングしてきた選手たちにとっては、結果に関わらず感無
量だったことでしょう  。

 

今年の会社の夏休みはオリンピックの三連休とつながり、9日間

の長い休みとなりました。それに加え、薬師堂の行事もあったの

で、合計12日間も実家に滞在することに。

 

省の自粛が求められていましたが、実家を雑草から守るために

行かない訳にいきません。ワクチン接種は終わってるし、買い出し

以外どこにも行かず、向こうで会う親戚もいませんから。

 

まずは薬師堂の一万灯祭の準備から。「時節柄どうかな」とも考

えましたが、薬師如来は健康を守る仏様。こんな時こそ祈願が必

要でしょう。それに薬師堂は三方が開くので風通しも十分です。

 

一年に一度の掃除をし、菩提寺の住職に御祈祷をお願いしました。

健康祈願のお札を沢山作って下さったのでみんなに配りましょう。

一万灯が終わってホッとしたのもつかの間、実家の裏木戸を開け

てビックリ! 連休に草刈りしたのに、尋常じゃない雑草の伸び

方です。奥にある神社がまるで見えません。

早速キャタピラー式草刈機(ウチでは戦車と呼んでます)の出動。

初めて真価が問われます。

300坪ほどの広さの雑草をたった20分で壊滅しました。人力で

やったら2時間はかかったでしょう。

よく、「倒した草はどうするの?」と聞かれますが、倒しながら
粉砕するので草の破片?だけしか残りません。乘ってるだけで背
丈程もある雑草をなぎ倒しながら進むので楽チン。というより
快感です。最近買った物の中で一番のヒットかも。

 

次々と雑草軍団を鎮圧して行きましたが、切り株やデコボコの所

は刈れないので、刈り残した草を妻が人力で掃討していきます。

「自分だけ楽してズルい!」と反乱が起きそうです。

 

休みの前半は今年一番の暑さで35度になる日もあり、6時から草

刈りを始めました。近所の農家より仕事始まりが早かったです。

10時ごろになると、暑くてもうギブアップ。あとは家でゴロゴロ。

 

薬師堂の隣に宇津家の墓地がありますが、水も電気も来てない

のでずーっと掃除をしてませんでした。そこで、バッテリーで使

える高圧洗浄機を買いました(詳しい話は次回)。

18Vのバッテリー2個を使い、パワーは十分ですが稼働時間が短

く、スペアを2個使っても足りませんでした。結局、翌日に持ち

越しても、新しい先祖代々のお墓をきれいにするのが精いっぱい。
茶色い所は模様ではありません。汚れです。

塩化ベンザルコニウム(逆性石鹸)の力を借り、なんとかきれいに

なりました。

 

江戸時代からある古い墓石は、白いカビのような物がこびりつい

て取れません。

若干高圧洗浄機の余力があったので洗ってみたら、見違えるよ

うにきれいになり、優しいお顔が見えました。でも、残り40基

もあるお墓を洗うのにあとバッテリーがいくつ必要かなあ・・・

休みの中盤には長男一家が来ました。東京でも同居みたいなもの

だし、こっちに来ても誰にも会わないので、自粛が求められてる

帰省とは概念が違うでしょう。

コロナに気兼ねなく、孫と一緒にプールで遊びました。

迎え盆の前の日、嫁と孫が準備の手伝いをしてくれました。

提灯の組立がいたく気に入ったご様子で、もっと作ると

ごねてました。

迎え盆には一緒にお墓に行きました。

毎年14日には住職に来て頂いてご祈祷してもらいます。孫は物心

ついて初めての経験でちょっと驚いていました。

住職は、2回目のワクチン接種の夜がお通夜で、翌日葬儀だった

そうで、副反応で腕が痛く大変だったそうです。休めない方は大変

です。

 

休みの後半はずーっと雨。各地で大雨の被害が出て大変でしたが

実家の周りに崖も川もないので被害はありません。「もっと山や

川がそばにあればよかったのに」と思うこともありますが、400

年前の祖先は、そういう災害と無縁の土地を選んだのでしょう。

まあ、出来れば雑草の生えない所を選んで欲しかったですが。

 

たっぷり雨が降り、そのあとまた晴れが続けば、またまた雑草

どもが元気づくかと思うと頭が痛いです。