物を大切に3

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コンビニで500円だったビニール傘がいまや100円ショップ で売られる時代。風雨の強かった翌日なんて、そこらじゅうに ビニール傘が捨ててあって… 昔の人には使い捨てだなんて信じられないでしょうが、戦後生 まれの私でも、なかなか物が捨てられません。古いビニール傘 も大事にとっておき、いざさそうとしたらくっついて開かない なんてこともよくあります。 安いものを買い換えていくか、いいものを長く使うか。 考え方の違いですが、私はどちらかと言えば後者。傘も靴も スーツも10年20年と使っています。 セーターだってなかなか捨てれず、30年前に買ったセーター がまだあります。むかしの物は作りがしっかりしているので 捨てるのがもったいない。さすがにこのデザインじゃ外は歩 けませんが、家の中ではたまに着ています。 ネクタイJPG (2).JPG スーツが一番合わなくなるのがウエスト。近所の仕立屋さんで 直してもらいますが、ついに広げるのは限界と言われました。 最近ズボンはユニクロなどで買うので、寸法直しを頼む機会が 減りました。だって直し賃より買った方が安いんです。 ネクタイも長く使ってますが、幅は時代によって変わります。 最近は特に細くなってきて、幅7センチがトレンドだそう。 お気に入りのネクタイも、幅が広かったり先端がスレて来るの で、これも近所の仕立屋さんでリサイズしてもらいました。 一本500円で新品のよう。幅7センチの最先端です。 なんか嬉しい。 直す前の写真しかなくて・・・片手落ちです ネクタイJPG (1).JPG すると家内が、20年前に亡くなった父のネクタイを出して きました。捨てずにとっておいたそうですが、彼女もなかなか のものです。 チチ.JPG 極めつけの倹約の話。 結婚して両親と同居していたころ、古い部屋に住んでいました。 床に貼り付けた絨毯も古く、隅っこを叩くと細長い虫が顔を出 しました。子供が生まれたのを期に、フローリングにすると母 に言うと、「もったいない。虫のいる所だけ切って使いなさい」 と言われました。さすが戦前生まれ。もちろん拒否しましたが・・・ ]]>

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