親切な?ガソリンスタンド 

公開日: 

高速道路を走行中、タイヤのエアー不足の警告灯が着きました。

初めてのことなので、ビックリしてディラーのセールスに電話。

すると、パンクしてる可能性があるから、どこかスタンドで見てもら

ってくださいと言われました。

 

「高速のスタンドは高い」と聞いてたので一瞬躊躇しましたが、わざ

わざ一般道に降りてスタンド探すのも。そこで、直近のサービスエリア

のスタンドに入って見てもらうことにしました。

 

スタンドの愛想のいい初老の人に話をすると、快く空気圧をチェック

してくれました。空気圧が不足してるタイヤに空気を入れてくれ、

パンクはしてないようなので大丈夫だとのこと。よかったー。

代金を払おうとすると、笑顔で無料でいいですよと言われました。

「高速のスタンドは高い」なんて都市伝説のよう。

 

ところが、お礼を言って出ようとすると、その人に停められました。

エンジンオイルの焦げた匂いがするというのです。「そんなに感じな

いけど・・」と言うと、ボンネットを開け、オイルゲージを抜いて

「ホラ、こんなに黒いですよ。走り過ぎたんじゃないですか?」と。

そんなに走ったかなあ。

 

真剣な顔で「このままだと危険なのでオイル交換した方がいいですよ」

と言われ、パンクで散財しなかったし、親切そうな人だからと思って

頼むことにしました。

 

事務所に入って待ってましたが、でも、いくらオイルが劣化しても焦

げ臭い匂いがするだろうか?長年車に乗っているので、そんなことっ

て・・・そんな納得できない表情を察してか、車の所に呼ばれました。

「こんなですよ」と黒く汚れたオイルを見せられました。でも抜い

てる所は見ていない。

 

オイル交換の金額を聞くと、フラッシングオイルで洗浄してからオイル

を入れます。この車種のグレードだと〇〇〇〇円ですね。「えっ!」

聞いていた通りやっぱり高い。でも、もう仕方ないです。

 

作業が終わってカードで支払いました。当然聞いていた金額だと思っ

てましたが、レシートを見ると3千円ぐらい高い。またまた「えっ!」。

店員さんに理由を聞くと、悪びれる様子もなく「思ったより多く入っ

たので」と。それって支払う前に言うべきでは?

 

納得できない気持ちでスタートすると、セールスから「どうでしたか」

と電話が。これこれこうと顛末を話すと「それ、セールストークにやら

れましたね。ふつう、オイルの焦げた匂いなんかしませんよ。気持ちが

弱っていたところにつけ込まれたんですね」と。やっぱり!!

 

たしかに冷静になって考えればその通り。

パンク→不安→親切→安堵と、微妙な心理変化につけ込まれたようです。

以前、私の叔父が高速のスタンドでオイルを替えさせられ、高い金額を

払わされたと言ってました。その頃自分でオイル交換とかしていたので、

なんでそんな馬鹿なことをと思ったものですが・・・

 

まったく同じ轍を踏むとは情けない。歳をとったものです。

 

GWに爪痕残す