微力ながら北陸支援

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2泊3日で北陸に行ってきました。
予約したのは能登地震のずっと前。今回は妻の妹も連れて行くこと
になり、どうせならと2泊にしました。
行先は福井県の三国温泉、石川県の金沢と山中温泉。我々には
マイレージポイントという強い味方があるので飛行機代はタダです。

 

妻は、夫に先立たれた妹をかわいそうに思い、もう3回ぐらい一緒
に旅行をしています。

 

正月に能登地震があり、どうしようかと思いましたが、金沢以西は
被害がほぼないことと復興支援の意味も含めて行くことに決めました。
3月から北陸復興支援の北陸割をやると発表があったときはちょっ
と期待してしまいましたが、その後の発表で「対象は3月15日以降
から。すでに予約した人は対象外」とのことで残念!まあ、もともと
それを宛にはしていなかったので。

 

余談ですが、3月から実施するとニュースが出ると、北陸の旅館は
どんどん満室になり、その後「すでに予約した人は対象外」と発表
があるとキャンセル続出でガラガラになりました。旅館も大変です。
最初からちゃんと発表すれば二度手間にならなかったでしょうに。

 

妹も楽しみにしていたので、さてどこに連れて行こうか、お昼は
どこにしょうかとあれこれ考えてました。
ところがいよいよ出発という前日の夜、突然妹から電話があり、義
理の母が亡くなったとのこと。なんというアンラッキー。
去年の友人に続いてまたしてもです。仕方なく2人で行くことにな
りました。

 

当日、無事に小松空港に到着し、レンタカー店へ。
三男がレンタカーをぶつけ、保証でトラブったというので説明は
しっかり聞いてました。駐車場で隣の車にドアをコツンとぶつけ
ても、事故として警察に届けてくれと。なんかハードルが高く
なった感じです。

 

3月に来ると雪はまったくありません。お店の人に、近くに美味し
い寿司店があるかとを聞くと、小松のイオンモールに「もりもり寿
司」があるとのこと。

 

「もりもり寿司」は観光客にも人気で、去年友人たちと来たときは、
金沢店は混んでて断念。でもこちらは並ばずに入れました。
地元のガス海老やシロ海老など、東京ではなかなか食べれないネタ
がほんとに美味しかったです。地元の人がうらやましい。

三国の東尋坊は何度か行きましたが、今回は時間があるので観光船
に乗ってみることに。普段は東尋坊の崖下の船着き場から乗ります
が、これが岩場の凄い所で、いままで怖くて躊躇してました。
きょうは海が荒れていて、離れた港から出るとのことでちょどいい。
絶対こっちの方が安全だと思いますが。

港を出るとやはり波が荒くてかなり揺れましたが、東尋坊を海から
見ることができました。案外低く見えますが、絶壁の上からこっち
に手を振る人がいて、見てる方がヒヤヒヤ。ガイドのおじさんの説
明が面白かったです。

橋を渡って行く雄島。海での無事を祈願した神社があり、昔は舟で
渡ったそうです。いまの橋は2億かけて架けなおしたそう。
山頂には密入国者の監視小屋があるとか。

船を降りてもまだ時間があったので、近くの旧森田銀行跡を見に行
きました。創業者の森田家は、北前船で財を成した豪商で、明治に
銀行家となり、横浜に支店を出すほどだったそうです。
この建物は大正時代に建てられた豪華な造りで、ドラマや映画のロケ
にも使われたそう。こんな漁港にあったのが意外です。

宿の料理はやっぱり越前蟹。今年は豊漁だったようです。

 

翌朝、きのうの雄島の橋を渡ってみました。周囲2キロの島で、渡
るといきなり急階段。もちろん、登らずすぐに戻りました。

ランチは金沢市内で。妻が魚ばかりではと考え洋食にしたのですが、
妹が来れなくて残念です。以外に時間がかかり、そのまま山中温泉
へ。美術館見学とか予定してましたが、金沢にはただお昼を食べに
来た感じです。

 

山中温泉は、片山津、山代と並ぶ加賀温泉郷の一つ。
山中温泉の渓谷に架かるいくつかの橋が有名で、旅館のすぐそば
に「あやとりはし」があったので行ってみました。
複雑な形に歪んでいて、近くから見ると確かにあやとりのようです。

今日の宿は老舗旅館ですが、玄関前に着いたのに誰もいません。
玄関に入って大きな声をかけても誰も出て来ない。大丈夫かな。
そこで電話をすると奥からバタバタと走って来ました。よかったー。

 

予約したときは満室に近かったのに、きょうは我々を含めて4人
だそうです。やっぱり北陸割の影響でしょうか。
でも今日(宿泊当日)から予約解禁で、予約が相次いでいるそうです
からよかったです。

 

風情のある館内ですが、部屋を露天ぶろ付きの部屋にグレードアップ
してくれました。1人キャンセルしたのに申し訳ないです。

 

ベテラン風の仲居さんが話し好きでいろいろ話をしてくれました。
バブルの頃は大繁盛で、1部屋に1人担当の仲居さんが付いていた
そうですが、いまは2人しかいないのだとか。
片山津、山代温泉も含め有名な旅館がなくなってきているそうです。

 

以前、仲居さんが子供を連れて夜の新宿に行ったとき、子供が「明
るくてお化けが出ないからここに住みたい」と言ったそうです。
いやいや、うちの実家に夜来てみなさい。真っ暗でお化けも見えま
せんから。

 

低い植木にもちゃんと雪吊りがしてありました。

翌日の朝、初めて雪が降りました。いや、凄いみぞれです。
空港に向かうのに大丈夫かなと思いましたが、途中でやんで青空が。
変な天気です。

 

今回は妻の妹が来れなくて残念でしたが、美味しい料理とおだやか
な地元の人の人柄、天気にも恵まれて満喫できた旅でした。
能登の方はまだまだ復興が遅れているようですが、北陸割でどん
どんお客さんが来るといいなと思います。

 

当社のホームページの公式ブログも、ときおり私が書いています。
今回は私立宇津学校の誕生秘話です。よろしかったらご覧ください。

 

ブログ – 宇津救命丸株式会社 | 子育てに、もっと、笑顔を。 (uzukyumeigan.co.jp)

 

 

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